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2019年2月28日木曜日

JOSHI〜カラーシャ谷、春のお祭りにて〜【パキスタン】



敬虔なイスラム教国であり、人口の97%をイスラム教徒で占めるパキスタンで
独自の多神教を信仰する民族が、アフガニスタン国境に近い山奥の3つの谷(ブンブレット谷・ルンブール谷・ビリール谷。総称してカラーシャ谷とも呼ばれる)に暮らしている。


パキスタン北西辺境のチトラールという町からジープで3時間移動した先に
カラーシャの人々が暮らす谷はある。


独自の宗教、言葉、文化を守りつづけるカラーシャ族。
多くの旅行者を惹きつけるカラーシャの魅力の一つは、女性が身につける衣装や、四季折々に行われるさまざまなお祭りだろう。


カラーシャの女性は普段から、丈の長い黒いドレスにカラフルな織物で作られたウエストベルト、そして頭にはカラフルな頭飾り、という伝統的な衣装を身につけて、農業を中心とした生活を送っている。


カラーシャの宗教は祭りと一体化していて、宗教行事をたくさん盛り込んだお祭りは、季節の変わり目に合わせて開かれる。
中でも一番大規模で有名なのが、5月中旬のジョシ(チリムジュストとも呼ばれる)だ。
ジョシは、春の訪れを祝い、収穫の豊穣を祈って行われる祭り。
ジョシの期間になると、パキスタン中から多くの観光客や報道関係者がやってくる。
このエリアでは普段は少ない外国人観光客も、この時期になるとよく見かけるようになる。




私は2018年5月14日から3日間、
このお祭り中、一番カラーシャ族の人口が多く、
お祭りの規模も大きいというブンブレット谷を訪問した。





以下は、お祭りの様子や、村のあちこちで出会った人たちの写真。



ブルーン村に、人が集まってきた。



ブルーン村の神殿に入ってゆく女性たち。3日間に渡る祭りがここから始まった。


家の前で。新しい服と首飾りで着飾った可愛らしい少女。
柔らかな笑顔を向けてくれた。


美人少女ふたり組。
カラーシャの子でも、ムスリム女性のような「ヒジャブ(頭を覆う布)」を巻きつけてたりする。
学校で、そうするように先生に言われるのだとか。(谷の学校にはムスリムの先生もいる)


ダンスが始まる前。会場の掃除をしていた女の子。



メインのダンス会場に移る前。
余興のような感じで行われていた、規模の小さいダンス。
太鼓をたたく音楽隊がいて、その周りで女の子たちがダンスを踊る。
周囲には、ダンスを見学しに他の町からやって来たムスリム男性がたくさん。
カラーシャ谷の属している州では特に、女性は目以外は布で隠している場合が多いので、
男性たちは普段は見れない美しい女性を拝みに来ているのだとか。


カラーシャの若者。
女性と違い、カラーシャの男性は、パキスタンのムスリム男性と同様に
国民服であるシャルワール・カミーズを身につけている。
カラフルな襷と帽子の羽は、お祭りで身につける特別な飾り。


日常的な頭飾り「シュシュット」に加え、
お祭りの時にはヤコスガイのついた「クッパース」をかぶる。
シュシュットもクッパースも、ものすごく重い。
被らせてもらったけど、頭の上でバランスが保てずにすぐにずり落ちてきた。
どうしてこれを長時間頭の上で保てるのか、不思議。


カラーシャの若い女性。
美人さんで思わず見とれてしまう。
お祭りのメインのダンス会場にて。
この子は確か学生で、普段はチトラールで学んでいるけれど、
お祭りに合わせて帰省している、と言っていた気がする。


村の中を歩き回っていたら、女性が家から出てきた。
みんな、「イシュパータ!(カラーシャ語でこんにちは)」と言って
家の中に招いてくれる。



村の中を歩いていると、村人がよく家の中に招いてくれる。
胡桃が混ぜられたとっても美味しいチャパティと、チャイをご馳走になる。





以下、ダンス会場の様子を動画にて。











今回も、衣装を着させてもらった。
頭飾りは重くて頭の上で維持できないので断念。
この格好で歩いていたら、報道関係の人にインタビューされた。


***


★カラーシャ谷に関する旅情報★


【ジョシの日程について】
ブンブレット谷・ルンブール谷・ビリール谷それぞれでお祭りが行われます。
毎年5月上旬に開かれますが、谷によって日にちは若干違うので、実際に現地で確認してください。


【ブンブレット谷への行き方】
チトラールからブンブレット
チトラール南側のバスターミナルから直通の乗り合いジープが出ている。
9時頃行ってみたが「乗り合いジープは14時に出る」と言われた。
他にもブンブレットに行きたい人が何人かいたので、乗り合いタクシーに乗って10時頃出発。
お祭りのため谷への道は渋滞していて、さらにエンストするハプニングもあり、チトラールを出てから到着するまでに3時間半かかった。一人300ルピー。(ポリス同行なので+300ルピー)
ブンブレットからチトラール
チトラールへ直行する朝の乗り合いジープは村の中心地から7時出発らしく、9時過ぎに行った私たちは乗り遅れてしまった。
アユーン(途中の村)乗り換えの乗り合いタクシーならあると言われた待っていたけれどなかなか通りかからず、普通のタクシーを3人でシェア。1600ルピー(一人500ルピーちょっと)。
道は空いていたので2時間ほどでチトラールに到着。


【ブンブレット谷の宿】
ブットカラーシャゲストハウス  Butt Kalash Guest House
ブルーン村のカラーシャ族の家族が経営する、外国人バックパッカーに人気の宿。
ホームステイしているような感覚で泊まれる。
チトラールの人たちは「カラーシャの宿は汚い」と言うけれど、ここの宿はそこそこ綺麗。オーナーは英語も話せる。家族はみんな親切。
■料金 食事込みで一人1500ルピー。
※宿泊客が少なければシングルルームとして使わせてもらえるけれど、多い場合はドミトリーになる。いずれにしても料金は同じ。
■wifiなし、ほぼ停電なし。
■ホットウォーターは出ないけど、やかんで熱々の湯を用意してくれた。
ブンブレット谷には他にもたくさんホテルやゲストハウスがあるが、ムスリムが経営している宿も多い。
カラーシャの人々の文化や生活を知りたければ、カラーシャの人たちがやっている宿に泊まるのがおすすめ。



2019年2月15日金曜日

本日よりパキスタン航空の東京便が運休となります。

Dawn.com

パキスタン渡航でいつも利用していたPIAの東京便が
2月15日、本日のフライトを最後に運休となるようです。
パキスタン航空は赤字経営が続いていて、
特に東京フライトでは採算が取れなかったことが理由。


確かに、この区間は空席が多かったので
(特にパキスタンから東京へのフライトの場合)
空いてるシートに移って3列独占してよく寝てました。


東京〜北京(中国)〜イスラマバード・ラホール・カラチをつなぐ路線でしたが
北京〜パキスタンは引き続き運行されます。


パキスタン航空の飛行機はシート狭いし、
各シートの液晶モニターは壊れているのか使い物にならないし、
機内食は希望を聞かれることなく適当に配られるし、
定刻に出発・到着することは稀だし、
決しておすすめできる航空便ではなかったけれど

それでも東京からパキスタンへは最短で行ける便だったし、
パキスタン国内で乗り継ぎがある時には無料でホテルを用意してくれたし
便の日時変更は無料でしてくれた(1回まで)、、

私にとってはそれなりにお気に入りの便で、
4度の渡航でお世話になった思い入れの深い便でした。
この便で仲良くなったパキスタン人もいたし、
よくしてくれる親切な方にも出会えました。


運休となってしまうのは寂しく、残念。
でも、「廃止」ではなく「一時停止」という扱いのようなので
またいつか運行される日が来ればいいな、と思います。


今後のパキスタン行きは
エアチャイナ(中国国際航空)かタイ航空になりそうです。


今の所、金額を考えたらエアチャイナが有力かなぁ・・・




40年間お疲れ様でした。


情報元
dawn.com





2019年2月14日木曜日

Shandur Polo Festivalに行きたい。



Youtubeから引っぱってきた、2018年のシャンドゥールポロフェスティバルの動画。


***


シャンドゥールポロフェスティバルは、
チトラール地区にあるシャンドゥール峠の頂上(標高約3800m)という、
世界で最も標高の高い場所で行われる、フリースタイルポロの大会。
チトラール地区・ギルギット地区のそれぞれで選び抜かれたチームが
毎年ここで競い合う。




普段のシャンドゥールトップは、こんな感じ。
チェックポストと小さな売店にほんの少し人がいるだけで
ほかにあるものといえば、雪化粧した山と、ちいさな湖くらい。
(景色は抜群に良いのだけど!)


でも、フェスティバルのときには
チトラールとギルギットのみならず
パキスタン中、いや世界中から多くの人たちがやってくる。

そして寝泊まりするための仮設テントがいつくも設営され、
大規模なステージやセットが組まれ
民族音楽、ダンスが披露されて、夜には花火まで。
3日間にわたって、お祭りは続く。


heritage.pk

ちなみに、2018年の勝者はチトラールでした!
連勝続きらしいです。



***



このフェスティバルのことはチトラールの友人たちによく聞くので
色々と情報だけは持っているし
「今年はシャンドゥールポロフェスティバルに来ないの?」
とも聞かれるのだけど、
私は未だにこのフェスティバルに行けていない。

おそらく今年も、難しいだろう。


でも、いつ行けるかわからないけれど、
必ず行きたいと思っている。


レベルの高いポロの試合が、
美しい山々に囲まれた最高のロケーションで観れる上に
チトラール各地に暮らすさまざまな民族、
民族音楽やダンスなどの伝統文化が一堂に会する場所なんてそうそうない。


ここに行くことは、叶えたい夢のひとつ。



いつか、叶いますように。




***


フェスティバルの日程は、
ラマダーンの関係でここ数年ばらつきがありましたが
2018年からはほぼ7月上旬の3日間で固定されて行くようです。


夏にパキスタンを旅するなら、ぜひ訪れてほしい場所です。
(そして、私のためにもぜひリポートしてください!笑)



***


フェスティバルの様子がさらによくわかる動画を見つけました。





2019年2月12日火曜日

POLO!熱気溢れる男たち【パキスタン・チトラール】



2018年5月のチトラール訪問。
この時期、街の中心地にあるポログラウンドでは、
毎日のように、白熱したポロの試合が繰り広げられていた。

***

パキスタン北部では、ポロはクリケットに並んでとくに人気のあるスポーツの一つ。

男たちは馬に跨り、木でつくられた、マレットゴルフのボールによく似た球を追う。
片手で手綱を操り馬をコントロールしつつ、
もう片ほうの手にはスティックを持ち、球を打つ。
相手のゴールに多く球を入れたチームが勝ち。


馬に乗るだけでも難しそうなのに、馬を操って球を追って、
さらにスティックで球を打って・・・
なんという芸当だろう。

実際、すごく難しいので空振りも多かったりする。
スティックや球が人に当たってしまうこともあるし、
馬から落ちることもある。
けが人が出ることはざらで、死人が出ることもあるのだとか。


とにかく、ものすごくかっこよくて、迫力があって、
そして、危険なスポーツなのだ。



幸運なことに、私がチトラールに滞在していた5月上旬は
ポロの大きな大会の最中だった。
7月にシャンドゥールパスの頂上で行われるギルギットvsチトラールに出場する代表チームを決める、大事な戦い。
52のチームが今回のトーナメント戦を競っているとのことだった。





私はこの「ポロ」に魅せられ、
大会の期間中、毎日のようにポログラウンドへと通い
熱気溢れる観客の男たちに混ざって選手たちの応援をした。


(チトラールはイスラム色が濃い地域で、文化的に保守的な一面もあるため
街のバザールやポログラウンドなど、
男性が多く集まる場所では女性を見かけることはほとんどない。)



その大会の一部始終を、写真と共に紹介したい。

2019年2月2日土曜日

「私はなぜイスラーム教徒になったのか 」を読んで。




最近は、「読書の秋」ならぬ、「読書の冬」。
停滞したままのパキスタン旅行記を早く書き上げたいのだけれど、この頃はそれよりも「本を読みたい欲」が強いので、なかなか旅行記には手がつけられないでいる。
読んだ本の記憶が、いつの間にか薄れてしまっていることが多いので、健忘録のためにもここに内容や感想を記録して行きたい。