イケメンすぎる!パシュトゥンのチャイ売り青年 インスタグラム(@jiah_ali)に投稿され世界中で話題になった |
パキスタンには、多種多様な魅力を持ったイケメンが、
そこかしこに存在している。
中でも北西部では、イケメンとの遭遇率が異様に高い。
時には目を惹くような、金髪碧眼を持つ美青年に出会うことも。
その前に、ペシャーワルに暮らす人々を構成する主要な民族、
パシュトゥーン族について、まずは紹介させてほしい。
何を隠そう、私は男前でカッコいいパシュトゥーン達の大ファンなのだ。
パシュトゥーン人は一般に、インド・ヨーロッパ語族のパシュトゥー語を話す人々を指す。
その言語や身体的な特徴などから、インド・アーリア系(コーカソイド)に属し、
紀元前2000年前後に西アジアから移動して来た民族と考えられているようだ。
このアーリア系民族の子孫の中に、ペルシャ王朝やモンゴルなどの血が流れ込み、
現代のパシュトゥーン人を構成している。
熱烈なイスラム教スンニ派が多くを占める。
部族の間には慣習法が働き、パシュトゥン・ワリという行動規範となっている。
このパシュトゥン・ワリは成文化されてはいないが、100項目を上回るとされる。
(現在どの程度この伝統的な慣習法がパシュトゥーン社会で維持されているかは不明)
パシュトゥーン人の男達は、日本の江戸時代の武士道と同じような信条と信念を持つことが名誉とされ、
来訪者へのもてなし(メルマスティア)や、血の復讐(バダル←目には目を、歯には歯を。やられたらやり返す、という血の掟が数百年続いているとか・・・)、外部の集団から追われた逃亡者の庇護(ナナワティ)などが重要視される。
パシュトゥーン人を中心としたタリバンが、ウサマ・ビンラーディンをかくまった背景には、
こうしたパシュトゥン・ワリがあったからだ、とする見方もある。
と、一聞すると物騒な社会にも思えるのだが、実際に訪れてみるとイメージは180度変わる。
パシュトゥーン人はとにかく陽気だ。人懐っこく、男気や自信に溢れ、かつ優しい。
元々の気質に、メルマスティアや、イスラームならではの旅人のもてなし精神も加わり、
ここを訪れる旅人は、手厚〜い歓迎を受けることになる。
パシュトゥーン人は、パキスタンの西部を中心に約600万人、
アフガニスタン南東部を中心に約800万人、
またイランにも約5万人が居住しているとされており、
世界最大の部族集団と言える。
パキスタンではパシュトゥーンのことを「パターン」とも言ったりする。
*
ちなみに、ここで言うイケメンの定義だが、
単に見た目のハンサムさだけを意味するものではないことを、初めにご承知おき頂きたい。
ジャニーズ系イケメンの彼の名前はジェミー。
父親とともに宝石商を営んでいる。
ある時ペシャーワル一の有名ケバブ屋の隅っこでひとり、カラヒィを味わっていると、
子連れの40代くらいの女性と、20歳前後の美青年ふたりが店に入ってきた。
他にも空いている席はたくさんあるのに、
どうやら女性の方が私に興味を持ったようで、私たちは相席することになった。
女性と子ども、美青年のうちの一人は、アフガニスタンからやってきたと言う。
どうやら子どもが、ペシャーワルの病院で手術を受けるためらしい。
もうひとりの美青年ジェミーは、彼らとは親戚らしいが、
親は難民としてパキスタンにやってきたアフガニスタン人らしく、
ジェミー自身はペシャーワルで生まれ育ったのだと言う。
ジェミーは英語を話すが、他の3人の言語はパシュトゥー語らしく、言葉は通じない。
4人ともみんな美形なのだが、その中でもジェミーは抜きん出ていた。
美しすぎて眩しすぎて、とても直視できないし写真も撮れず。笑
ちなみにこの写真は、あとあと送ってもらった。
ちなみにジェミーの両親はアフガニスタンの首都カーブル出身らしい。
ジェミー曰く、「カーブルボーイは美しい」とのこと。私も同感。
*
こちらは、工場で働く、男臭プンプン漂わせた渋系の雰囲気イケメンズ。
*
お腹が空いた・・・何か美味しそうなものは無いだろうか、
とキッサカワニバザールの裏通り、宿や飲食店、写真店などが立ち並ぶ通りを
うろついていると、ひときわ眩しい光を放つ屋台が目に入る。
屋台のおじちゃんの名前は、シャームさん。
なぜかウルドゥー語もほとんど伝わらない。
話していると出身はジャラーラーバードでアフガニスタン人だと言うことがわかった。
数十年前に移住して来てこちらの女性と結婚したらしい。
ペシャーワルの言語はパシュトゥー語なので、
学校で習ったりしてなければウルドゥーが通じなくても不思議はない。
このおじちゃんがその場で作ってくれたキーマのトマト煮込みは、
今思い出しても泣けるほど美味かった。
どんなにお金を支払おうとしても受け取ってもらえず、その上土産にアフガンの古いお札までくれた。
そこかしこに存在している。
中でも北西部では、イケメンとの遭遇率が異様に高い。
時には目を惹くような、金髪碧眼を持つ美青年に出会うことも。
その傾向は、山奥へ行けば行くほど強くなる気がする。
美女も然り、なのだが保守的なイスラーム社会のため、
残念ながら女性の写真は撮りづらいのが現実だ。
いずれ、パキスタンのイケメン特集、と題した素敵男性の特集をしたいのだが、
今回は手始めに、ダンディー系イケメンの多いペシャーワルに地域を限り、
あくまでも私個人の独断と偏見によって選抜された、
あくまでも私個人の独断と偏見によって選抜された、
老若男子、個性溢れる様々なイケメンの姿をお届けしようと思う。
その前に、ペシャーワルに暮らす人々を構成する主要な民族、
パシュトゥーン族について、まずは紹介させてほしい。
何を隠そう、私は男前でカッコいいパシュトゥーン達の大ファンなのだ。
パシュトゥーン人は一般に、インド・ヨーロッパ語族のパシュトゥー語を話す人々を指す。
その言語や身体的な特徴などから、インド・アーリア系(コーカソイド)に属し、
紀元前2000年前後に西アジアから移動して来た民族と考えられているようだ。
このアーリア系民族の子孫の中に、ペルシャ王朝やモンゴルなどの血が流れ込み、
現代のパシュトゥーン人を構成している。
熱烈なイスラム教スンニ派が多くを占める。
部族の間には慣習法が働き、パシュトゥン・ワリという行動規範となっている。
このパシュトゥン・ワリは成文化されてはいないが、100項目を上回るとされる。
(現在どの程度この伝統的な慣習法がパシュトゥーン社会で維持されているかは不明)
パシュトゥーン人の男達は、日本の江戸時代の武士道と同じような信条と信念を持つことが名誉とされ、
来訪者へのもてなし(メルマスティア)や、血の復讐(バダル←目には目を、歯には歯を。やられたらやり返す、という血の掟が数百年続いているとか・・・)、外部の集団から追われた逃亡者の庇護(ナナワティ)などが重要視される。
パシュトゥーン人を中心としたタリバンが、ウサマ・ビンラーディンをかくまった背景には、
こうしたパシュトゥン・ワリがあったからだ、とする見方もある。
と、一聞すると物騒な社会にも思えるのだが、実際に訪れてみるとイメージは180度変わる。
パシュトゥーン人はとにかく陽気だ。人懐っこく、男気や自信に溢れ、かつ優しい。
元々の気質に、メルマスティアや、イスラームならではの旅人のもてなし精神も加わり、
ここを訪れる旅人は、手厚〜い歓迎を受けることになる。
パシュトゥーン人は、パキスタンの西部を中心に約600万人、
アフガニスタン南東部を中心に約800万人、
またイランにも約5万人が居住しているとされており、
世界最大の部族集団と言える。
パキスタンではパシュトゥーンのことを「パターン」とも言ったりする。
パシュトゥンの世界にはいると、
男達のたくましい骨格、凛々しい面立ち、
悠々とした豪快な立居ふるまいに眼をみはる。
陽に焼けて赤銅色に見えてはいても、
パシュトゥンやアフガニスタンに住む西方民族の多くがアーリア系の白人である。
いつの頃からか、西方からやってきた移動の民が
アフガニスタンからアトックにかけて、いくつもの集団に分かれて住みつき、
それぞれが結束して部族社会をつくり、
インド世界と西アジアや中央アジアとの東西交流の関門の役目と運搬の役目を果たしてきた。
ある時は山賊と呼ばれ、ある時はキャラヴァンの民と呼ばれ、
ハイバル峠の盗っ人と恐れられたパシュトゥン達である。
英国と帝政ロシアはそれぞれの都合でパシュトゥン達の土地を東西に分けた線を引き、
それが今日のアフガニスタン・パキスタンの国境となっている。
しかしパシュトゥン達はそんな国境をまるで意に介さない。
彼等は平和な時も戦いの時代にも、東西世界の中間に生きてきた生活を変えようとはしない。
武勇を誇り、掟を守り、周辺民族の悪口とののしりに動じることもなく平然としている。
ペシャーワルの通りを胸を張って大股に歩くパシュトゥン達は、
古代ギリシャ彫刻の男達をよりたくましく、風と埃と陽光にさらした風貌をもち、
砂漠の往来に生きてきた者達の自信に溢れている。
--甲斐大策 「ペシャーワルの猫」より--
*
ちなみに、ここで言うイケメンの定義だが、
単に見た目のハンサムさだけを意味するものではないことを、初めにご承知おき頂きたい。
それでは、いよいよ、ペシャーワルで出会ったイケメン達を大公開!
まずはこちらの彼、おそらくまだ20歳に満たないであろう、
白のシャルワールカミーズがよく似合う、爽やか系イケメン。
独立記念日の翌日、朝のバザールをカメラ片手にぶらぶら歩いていたら、
チャイ屋の奥から出てきて興味津々そうにこちらに近づいてきた。
この時私は、ペシャーワルでは珍しい、外国人の旅人を見つけて集まった、
多くの野次馬男たちに囲まれていた。
「俺たちの写真を撮ってくれ」と自己主張の強いペシャーワル男の中でただひとり、
私の好みによって特別に選抜されポートレートを撮らせてもらった彼は、
はにかんだ笑顔が堪らなく素敵だった。
*
プププーー!!
カメラ片手に通りを歩いていると、後方からクラクションの音が鳴り響く。
と、次の瞬間、クラクションを鳴らしたリクシャーが私の横で停止する。
何事かと思いドライバーの方を見やると、
ミラーの支柱からぶら下げられた、色っぽいお姫様の人形を片手に持ち、
「俺とプリンセスの写真を撮れ!」と言わんばかりの雰囲気で、
ニコニコ(ニヤニヤ)してこちらに視線を向けている。
思わず吹き出してしまい、「アッハッハッハー!」と爆笑しながら撮った一枚。
写真を一枚撮ると、満足したようで、
「サンキュー!」と言ってそのままリクシャーを走らせて行った。
お茶目さがなんとも素敵な、癒し系のイケてるおっちゃんであった。
*
父親とともに宝石商を営んでいる。
ある時ペシャーワル一の有名ケバブ屋の隅っこでひとり、カラヒィを味わっていると、
子連れの40代くらいの女性と、20歳前後の美青年ふたりが店に入ってきた。
他にも空いている席はたくさんあるのに、
どうやら女性の方が私に興味を持ったようで、私たちは相席することになった。
女性と子ども、美青年のうちの一人は、アフガニスタンからやってきたと言う。
どうやら子どもが、ペシャーワルの病院で手術を受けるためらしい。
もうひとりの美青年ジェミーは、彼らとは親戚らしいが、
親は難民としてパキスタンにやってきたアフガニスタン人らしく、
ジェミー自身はペシャーワルで生まれ育ったのだと言う。
ジェミーは英語を話すが、他の3人の言語はパシュトゥー語らしく、言葉は通じない。
4人ともみんな美形なのだが、その中でもジェミーは抜きん出ていた。
美しすぎて眩しすぎて、とても直視できないし写真も撮れず。笑
ちなみにこの写真は、あとあと送ってもらった。
ちなみにジェミーの両親はアフガニスタンの首都カーブル出身らしい。
ジェミー曰く、「カーブルボーイは美しい」とのこと。私も同感。
*
こちらは、工場で働く、男臭プンプン漂わせた渋系の雰囲気イケメンズ。
*
お腹が空いた・・・何か美味しそうなものは無いだろうか、
とキッサカワニバザールの裏通り、宿や飲食店、写真店などが立ち並ぶ通りを
うろついていると、ひときわ眩しい光を放つ屋台が目に入る。
屋台のおじちゃんの名前は、シャームさん。
なぜかウルドゥー語もほとんど伝わらない。
話していると出身はジャラーラーバードでアフガニスタン人だと言うことがわかった。
数十年前に移住して来てこちらの女性と結婚したらしい。
ペシャーワルの言語はパシュトゥー語なので、
学校で習ったりしてなければウルドゥーが通じなくても不思議はない。
落ち着いたゆっくりとした話し方。
鋭い眼光の奥に優しさを感じる。
このおじちゃんがその場で作ってくれたキーマのトマト煮込みは、
今思い出しても泣けるほど美味かった。
どんなにお金を支払おうとしても受け取ってもらえず、その上土産にアフガンの古いお札までくれた。
このおじちゃんには、ぜひもう一度会いたい。
私の中のナンバーワンイケメンだ!
*
ミナバザールと呼ばれる、女性ものの衣装や雑貨が並ぶ商店街を抜けた先、
日用品売りばを通り過ぎたのだが、その店内で新たな爽やか系イケメンが視界に入る。
一旦戻り、写真をお願いする。
*
日用品売りばを通り過ぎたのだが、その店内で新たな爽やか系イケメンが視界に入る。
一旦戻り、写真をお願いする。
若干あどけなさの残る美青年。
「笑顔が素敵すぎる!」「服がよく似合っている!」
「あなたがもし日本に来たら若くて美しい女の子たちにモテモテだ!」
などと散々褒めちぎった後に、モデル顔負けの表情を向けてくれた。
*
ドライフルーツ屋の店主。
彫りの深い顔、整った目鼻立ち、綺麗に整えられた髭・・・
ペシャーワルに多いタイプのダンディーなイケメン。
今も十分カッコいいのだけれど、若い頃ならなおさらだったろう。
*
ラストはこちらの親子ツーショット。
ナマックマンディと呼ばれる飲食店が立ち並ぶ通りを歩いていると、
焼肉屋の店番をしている親子と目が合う。
写真を撮れ!とお父さんはポーズをとるが、息子は恥ずかしがってしまう。
燥ぐようにお父さんの影に隠れようとする息子をつかまえ、
頰を息子の額に押し当てるようにして、息子を抱え込む父。
おしゃれな帽子と、優しげな眼差しが素敵だった、パパイケメン!
ナマックマンディと呼ばれる飲食店が立ち並ぶ通りを歩いていると、
焼肉屋の店番をしている親子と目が合う。
写真を撮れ!とお父さんはポーズをとるが、息子は恥ずかしがってしまう。
燥ぐようにお父さんの影に隠れようとする息子をつかまえ、
頰を息子の額に押し当てるようにして、息子を抱え込む父。
おしゃれな帽子と、優しげな眼差しが素敵だった、パパイケメン!
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今回紹介したのは、
ごまんといるペシャーワルのイケメンのほんの一部に過ぎない。
彼らの魅力が、
少しでも多くの人に伝わることを、願っている。
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今回紹介したのは、
ごまんといるペシャーワルのイケメンのほんの一部に過ぎない。
彼らの魅力が、
少しでも多くの人に伝わることを、願っている。
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