2019-12-03

祈る人【パキスタン・ペシャーワル】






人が祈る姿がこんなにも美しいことを
彼らに出会うまで知りもしなかった

神さまを前にして立ち
自分じしんをすっかり消し去り、心を預ける
その後ろ姿にただただうっとりする









神さまを信じるとは、神さまにすっかり服することです。
神さまにすっかり服すとは、ほかのいっさいのものからはなれることです。
人は頼りになりません。じぶんも頼りになりません。
確かなもの、かわらないもの、なくならないものは、なにひとつありません。
神さまを信じるとは、まずそのことに気づいて、
神さまいがいのものに頼る気持ちをすっかりすてることです。
確かな信仰とは、心の静けさです。
人からはなれ、じぶんからはなれ、心を神さまにすっかりあずけた人は、
ちょうど風のない池のように静かで、池の周りでどんなことが起こっても、
そこに波が立つことはありません。
神さまいがいのどんなものもその静けさを乱すことはないのです。
やさしい神さまのお話






マハバットハーンモスク。アスルの礼拝。




世界には 
当たり前に生きる77億の人間がいて
77億の暮らしがあり 
77億の平和 77億の正義
77億の戦争と悪
そして77億の、祈りがある。




でも すべての命はオーケストラの演奏者たち。
そこにはすでに書かれた楽譜があり
それぞれが自分の楽器で演奏し
みんなでひとつの曲を創り上げている
77億分の音色は、深みがあっていい。






礼拝後、イマームの説法を聞く人々。



2018年11月 訪



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マハバット・ハーン・モスクへ

ヤドガー・チョークから西へ徒歩3分。
ジュエリーバザールを歩いていると右手に現れる。



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