“あそこにいけば、いろんなものが見えてくるから”
と分離壁の側で話したパレスチナ人にすすめられ
ベツレヘムの郊外にある小高い丘へ行った。
その丘の上からは、遠くにベツレヘムの街、
また郊外の白で統一されたパレスチナの建物が見渡せて
反対側、死海が見えるヨルダン側の手前には
パレスチナの住宅とはまた違った趣の建物が見える。
数あるユダヤ人の入植地の一つらしい。
パレスチナナンバーの車は通行が許されていない、
イスラエル専用の道路でエルサレムと繋がっている入植地。
安い家賃でこうした郊外の入植地に暮らすユダヤ人を募り、そこへ住まわせる。
住む人は専用道路を走るバスを使って、エルサレムへも簡単に働きに出れる。
都会のベッドタウンのような感じだろうか。
専用道路と入植地はパレスチナの地に網目状に広がってるらしく、
あぁこうやって、少しずつ周りを囲い込んで、
パレスチナの土地をどんどん吸い込んでゆくのか、
と、ここにきて実感。
2019年3月
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