パキスタン北西部、チトラールに次ぐ第二の町、
ドローシュ。
目立った見どころはなく、ガイドブックにも載らないこの町に、
あえて行こうとする外国人は、きっと私くらいなものだろう。
かつてはアフガニスタンのバダフシャン州の一部だったドローシュ。
水上交通を含むDrosh-Jalalabad Roadは、
インドからカブールへの主要な貿易ルートのひとつだったらしい。
アフガンからの移民も多く、
チトラールとも、ペシャワールともまた違う、
独特の雰囲気を纏った町。
小さな靴の修理屋。
捌きたての新鮮な肉屋。
所狭しと並べられた色とりどりの野菜屋。
ここもまた、どこを切り取っても絵になる。
バザールを歩く。
ただそれだけなのに、新鮮な驚きと、発見が満ち溢れている。
なにやら男たちが集まって作業をしている。
近づいてみると、そこには大量のハシシがあった。
こんな光景が簡単に見れてしまうのも、ドローシュならでは。
護衛ポリスのイブラヒムに、行きつけの食堂に連れていってもらった。
チキンビリヤーニ、パクチーのかかったダールとジャガイモのキーマをいただく。
これがもう、絶品。
今まで食べたパキスタン料理屋の中で、
ダンドツナンバーワンの食堂だったとおもう。
写真を見ているだけで、
お腹も心も満たされてしまうよう。
2018年10月 訪
***
【ドローシュへの行き方】
②チトラールの南バスターミナルから乗り合いタクシーにて。
■所要時間:1時間強 ■料金:150パキスタンルピー
【ドローシュの宿】
■シングル500パキスタンルピー〜
■ホットウォーター、wifiなし
■英語スタッフなし
必要最低限の設備だけど不潔ではないし、
スタッフもみな優しく感じが良い。
町の中心部だけど、少し奥まった場所にある。
人に聞けばすぐに教えてくれる。
City view hotel
■シングル500パキスタンルピー〜
■ホットウォーター、wifiなし。
電気コイルでお湯を沸かしてくれた。
■英語スタッフなし
町の中心部にあり、バザールに面している。
2階からはバザールを見渡せる。
カイバルパレスより若干綺麗だった気がする。
【ドローシュの治安】
外国人には護衛警察が必須。
到着とともに、警察署へと連れて行かれる。
平和に見えるけれど警察曰く「どこに危険が隠れているかわからない」とのこと。
長期滞在や町歩きはできるだけせずに、早くチトラールに戻るようにと言われた。
※2018年10月時点での情報になります。
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