2018-06-10
カラコルムハイウエイとフンザと【パキスタン】
ついに、フィルムの現像が上がり
旅先で撮った写真が手元に戻ってきた。
思っていたとおり、
露出ミスにピンボケに・・・失敗だらけ。
それでも、ちゃんと写ってはいたのでひと安心です。
X線通されるたびに、感光してしまわないか
旅中気が気じゃなかったので。
カメラは全然好きじゃなかったけど
あんなにも、魅力的な被写体たちを前にして、
撮らないではいられない。
彼らの飾らない美しさをみんなに伝えたいから。
でも、想いだけじゃ、今の自分の力じゃ、
その魅力を十分に写真に反映出来ないのが悔しいです。
写真、もっと頑張ろうと思えました。
今回は、いい勉強になりました。
それでは、2018年春。
2ヶ月間のパキスタン旅写真日記を綴ります。
:
パキスタンに到着し、最初に目指したのは、春の花咲くフンザ。
フンザへ行くのはこれが3回目。
1度目は、イスラマバードから空路で。
2度目は、ペシャワールとチトラール、シャンドゥール峠を経由しバスで。
そして今回は、ラーワルピンディーからフンザまで、カラコルムハイウエイをバスで一気に北上する。
これでついに、ラーワルピンディーから中国へと続くカラコルムハイウエイ全制覇!
ラーワルピンディからギルギットまでは、舗装されていないデコボコ道も多い。
常に体がガタガタと揺らされている状態で、24時間近いバス移動は決して容易ではない。
でも、辿り着くことが困難なら困難であるほど
美しさはより際立つもの。
どこまでも続く、茶けた谷、不毛の地。
途中の小さな町で休憩。
カラコルムハイウエイを移動中は、
カラフルに装飾を施したパキスタン名物、
「デコトラ」にたくさんお目にかかることが出来る。
そうして
ラーワルピンディからまる一日かかって到着したフンザ。
道のりが楽ではなかったからこそ
到着した時の喜びはひとしおだ。
厳しくも美しい場所。
でも、そんな土地ゆえに、
多くの人には知られていない、秘境、辺境の地。
この国には、そんな場所がどれだけ残されているのだろう。
私にとってこんなにも魅力に溢れた国は
世界中探し歩いたって
もうどこにも見つからないのでは、とさえ思えてくる。
だから、私はこの国を、これからも追い続けるのでしょう・・
私がフンザに到着した4月1日。
今年は暖かい日が続いたために、
どうやらカリマバードの杏の満開時期は過ぎてしまったようだった。
標高の高い場所に、少し残っているのみ。
でも、フンザの愉しみは杏だけではない。
フンザの春の木々は、3月の終わりから順々に花を咲かせてゆく。
アーモンド、アプリコット、チェリー、ピーチ、アップル・・・
だから、少しくらい杏の満開時期を逃しても、
十分に美しい花々をお目にかかることが出来るのです。
「地球に残された、最後の桃源郷」と謳われる
美しく壮大な景色と、素朴に生きる人々に出会える理想郷がここにはあります。
また、戻ってくることが出来て嬉しい。
Masha Allah マーシャアッラー
2018年4月
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