2017-08-21

パキスタンの走る芸術、デコトラ【パキスタン・ペシャワール】

今日の夜には、ペシャワールからチトラールヘと向かいたい。


お昼前にmazeban hotelをチェックアウト。
荷物だけそのまま置かせてもらうことにした。


チトラールへ行く前に
私はペシャワールで行っておきたい場所があった。


なんでもここペシャワールでは
私も大好きなパキスタン名物
デコトラ(デコレーショントラック)の製造工場があるらしいのだ。






デコトラ工場について、イルファンに聞いてみると
工場に友達がいるから、見学できるか聞いてくれるとのこと。

そして無事に許可が下りたようで、
この日はその場所まで連れて行ってもらうことに。


イルファンは、私たちがRose hotelから移った後も
忙しい中、仕事の合間を縫って
親切にも私たちの旅のサポートをしてくれていた。
イルファンがいなかったら、こんなにもスムーズに
ペシャワールでの旅はできていなかったように思う。
彼には本当に、感謝してもしきれない。
日本に帰ったら、お土産と共に手紙を書いて送りたいな、と考えている。





イルファンと共に、デコトラ工場へ到着。
そこには、デコレーション中トラックの数々…





うわぁぁ…
これはたまらない。


パキスタンでは、あちこちでド派手な装飾の施された
トラックやバスを見かける。
これでもかというくらいにカラフルでエキゾチックに装飾されたトラックは
まさに動く芸術作品。

道路を走っているデコトラを見かけると、つい
「うわぁ〜、可愛い」と呟いてしまう。




トラック運転手たちは職人に依頼し、
年代物の中古車にそれぞれ個性ある装飾を施してもらう。









細かい部分までぎっしりと、模様が描かれている。













装飾がすごいのは、外装だけではない。




内装などのパーツ屋さんもあって




ちゃーんと中も、可愛く装飾されてる。




そうして最終的に出来上がった美しい芸術的なトラックは、運転手たちの誇りだ。






お世話になった、イルファンと。


カラフルでド派手なんだけど、なぜだかデザインが調和されていて
パキスタンの青い空や美しく壮麗な山々に見事にマッチする。


なんて素敵なんだろう。
パキスタン人の、このカラフルで可愛いセンスがとても好き。
日本にもこんな可愛いトラック、あったらいいな。




デコトラが作られている場所を見学できて
たくさんの芸術作品を間近でみることができて、
大満足。





デコトラ工場の見学を終え、ホテルへ。
少し休んでから荷物を持って、
またイルファンのサポートでチトラール行きのバスステーションへ。


ペシャワール→チトラールの陸路ルートについては
ここ数年の、正確な情報は事前には得られていなかった。

数年前は、このルートを通る地域で
タリバンの温床になっている地域があったらしく
外国人には通行が許されない時期があったらしい。
(出て行くという意味で、チトラール→ペシャワールの南下は許されていたとの情報あり)


最悪チトラールへ行くには、
一度ラーワルピンディーに戻り、ギルギットに行ってから
シャンドゥール峠を越えてゆくルートもあると思うのだけど
できることならそんな遠回りはしたくない。


情報が全然なかったので、イルファンに尋ねてみると
バス会社は基本的に外国人を受け入れないという。
でも彼はまた、バス会社の人と交渉してくれ
そのおかげで特別に小さなローカルバスへの乗車を許してもらえた。


今はこのルートは安全とのことで外国人の通行自体は可能なので
もしバスがダメだとしても、自分で車をチャーターしたらいけるらしいが
その場合は11000ルピーほどかかってしまうとのこと。
ローカルバスは、外国人の為少し上乗せ価格ではあるのだけど
一人2100ルピーで行くことができる。




こうして、私たちは
ペシャワールからチトラールへ向けて
バスで北上して行けることとなった。




Y.

2017.8.15
Peshawar PAKISTAN




p.s.
あとあと知ったのだけれど、チトラールヘは
ラーワルピンディーからの直行バスも出ているらしい。
ペシャワールで特別な用事がなければ
ピンディーから向かう方が確実かもしれない。





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